株式会社サワヤは、2024年11月1日をもちまして、創業50周年を迎えることができました。
町の工務店から始まったサワヤは、2025年現在、7つの事業部門と、国内10拠点、そして海外に2つの支店を構え、従業員140名以上となる会社へ成長できました。
ひとえに皆様のご愛顧のおかげであり、深く御礼を申し上げます。
今回は、そのサワヤの歴史をご紹介させていただきます。
1974年、現在の会長である尾崎東志郎が、個人の電気工事業として「澤屋電飾」を創業しました。当時は4~6名ほどで、電気工事を行う会社でした。
「澤屋」の由来は、現会長の祖父の製菓会社から。
石川県小松市で営んでおり、「いつか金沢へ」という思いを込められてつけた名前だそうです。
石川県の方にはなじみ深い、某有名なお菓子とご縁があります。
1983年、有限会社となりました。
電気工事をメインと掲げてはいますが、実際は、それ以外のさまざまなお困りごとに、ジャンルを問わず対応していました。
現在の会社方針の礎のひとつ、「お客様のお困りごとを解決する」という精神は、この頃から変わっていません。
1986年10月1日より、商号を現在の「株式会社サワヤ」へ変更いたしました。当時の社屋は、金沢市出雲町にありました。
現在は冬の風物詩としてすっかり定着した、金沢香林坊、そして、富山駅前商業施設のイルミネーションを手掛けたり、百万石パレードカーを制作したりしました。
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電気工事を行うかたわら、市場調査を兼ね、ランプ販売と電気工事・メンテナンスを併せて営業したところ、想定より反響がよかったため、本格的に実店舗「オール☆ライト」の設立となりました。
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この「オール☆ライト」は、2001年に楽天市場にもネットショップをオープン。それから、通販サイトの運営や発送業務を行っています。そして、電気工事や実店舗の部分は、現在の「Lighting Shop SAWAYA」へと派生していきました。
電気工事の部門が実店舗を担当することで、ランプを購入したい方が、工事についてのご相談をあわせて行うことができるようになっています。
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サワヤでは創業以来、工事にともない発生する廃棄物を、徹底して分別していました。パーツで分けるだけでなく、そのパーツを更にプラスチックや金属、そしてその金属の種類まで分類し、適正処理や再資源化に努めていました。
当時は、電気工事にともない、数百本の使用済み蛍光灯が出ることも少なくありませんでしたが、適正処分する業者もありませんでした。それについて金沢市に問い合わせたところ、「サワヤさんがやってみてもいいのでは?」とアドバイスをいただきました。
このアドバイスをきっかけに、現会長の尾崎東志郎の、「売るからには最後まで責任を持ちたい」「廃蛍光灯を適正に処理したい」という思いもあり、使用済み蛍光灯処理のための示野工場(現在のリサイクル事業部)が設立されました。
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使用済み蛍光灯を処分するフローはもちろん、機械(プラント)も制作・販売しました。現在は法律も整備され、使用済み蛍光灯の適正処理は義務となりましたが、当時はそうではなかったため、企業の方々へご理解をいただくのに苦労したそうです。
現在、金沢市で回収される、みなさんのご家庭から出た使用済み蛍光灯は、すべてサワヤに届けられ、きちんと再資源化されています!
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脱水銀処理されたガラスを、新たな製品に生まれ変わらせたいという思いから、リサイクルガラス工房「スタジオ リライト」を開設しました。
またこの翌年、ガラスを身近に知ってもらうため、とんぼ玉ショップ「glass beads SOLO」が金沢市中心街の竪町にオープンしました。
金沢市や、企業のイベントにて出展も行っておりました。
愛知県で行われた『愛・地球博』にて、司会者用テーブルと、皇太子さま(現:天皇陛下)が鳴らした、地球型のオルゴールを制作させていただきました。
当時100%リサイクルできる商材が少なく、ご依頼をいただいたことで、日本国内はもとより、世界へ、使用済み蛍光灯のリサイクルガラスのことを周知する大きなきっかけとなりました。
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引用元:特集 | EXPO 2005 AICHI,JAPAN 様
オルゴールは、現在、ジブリパーク内にある『愛・地球博記念館』にて展示していただいております。また、金沢市のLighting Shop SAWAYAの店内には、レプリカを展示しています。ぜひ、間近でご覧ください。
サワヤのオリジナル商材のひとつ、金属折板屋根専用遮熱システム『冷えルーフ』が、石川県で初めて施工されました。
性能評価認定、国土交通省大臣認定を取得し、確かな効果の証明を裏付けました。また、翌年には「石川ブランド」金賞(2007年)をいただくことができました。
これを契機に環境商材を開発し続け、現在は環境事業部として、同技術を応用した窓用遮熱シート「ドットスクリーン」をはじめ、工場扇用代車「ウゴカッセ」、止水板「備シャット」、止水シート「止らっぷ」など、たくさんのオリジナル商材を開発・施工し続けています。
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石川県金沢市の駅西本町に、リサイクルオフィス家具店「もったいないショップ エコフィット」が開店しました。(現在は金沢市戸板に移転)
電気工事業で訪問した店舗で、移転や改装にともない、まだ使えるオフィス家具などが廃棄される様子をもったいないと感じ、立ち上げたお店です。
明るい店舗となるようこころがけています。
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この年、「glass shop Solo」が、レーザー加工機やUV印刷などをメインとした「WORKSHOP +SOLO」へと生まれ変わりました。
サワヤはずっと、お客様からご相談を受けて、物を作ったり、加工したり、アイディアを出して工夫したり…と、様々なものづくりをしてきました。その経験を活かし、個人や企業の、地場のものづくりをもっとお手伝いしたいという思いが形になったワークショップです。
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このように、電気工事業から始まった澤屋電飾は、お客様のお困りごとや、自社の困りごと、社会の変化へ前向きに対応してきた結果、様々な事業が派生して、現在のサワヤとなりました。
サワヤはこれからも、企業理念である「感謝」「迅速」「工夫」そしてそれらをつなぐ「和」をもって、皆様のご愛顧にお応えしていきます。